リフォーム時に挑戦したい壁面収納とは?便利な収納スペースの作り方

ご自宅に新しい風を注ぎ込むリフォームですが
せっかくの機会なので収納も見直したいものです。

限られた空間を最大限有効に生かすためには
「壁面収納」をパワーアップさせる方法もあります。

そこで、この記事ではリフォームを機会に見直したい壁面収納にクローズアップします。

壁面収納とはどんな収納場所?

自宅の中にはさまざまな収納スペースがありますが
その中でも「壁面収納」と呼ばれているのは壁の面となる部分を生かし
床から天井までを収納として生かす方法を指します。

具体例としては、リビングの壁面を生かしてテレビスペースや本棚を一体化させる方法があります。

テレビ台や本棚など収納を細々と買い足していくと
いつの間にか部屋が狭くなってしまうことがありますが
壁面収納だと壁にすっぽりと納めることが可能なので、部屋が狭くなりません。

限られた空間を最大限に生かすことができ
壁全体を収納スペースとしてコーディネートしていくことで
インテリアとしても楽しむことができます。

壁面収納のメリットとは

では、リフォームでもしも壁面収納を追加する場合には、どんなメリットがあるでしょうか。
主なメリットは2つ挙げられます。

①奥行きのある収納も簡単に作れる
壁面収納は壁に奥行きを設けることができます。
突出していないので空間を遮るような収納にはならず
部屋が視覚的にも広く見えるメリットがあります。

特にマンションなど部屋数が限られている空間は
収納スペースを壁面に設けておくことでデッドスペースが生まれにくくなるのでおすすめです。

②地震に強い収納スペースを作れる
壁面収納は棚を設置して収納するのではなく
壁に納める方法であるため耐震性がある収納方法です。

地震が起きても棚が倒れる心配がなく、収納に扉を付けたり、カギを設けておくことで
セキュリティ面もしっかりとした収納スペースを生み出すことができます。

壁面収納のデメリットとは

メリットの多い壁面収納ですが、デメリットもわずかですがあります。

デザイン性を追究しすぎると収納できるものが限られてしまうことや
引っ越しの際には壁面に設けた収納は持っていくことができない、という点です。

特にリフォームで壁面収納を設ける場合には
次の入居先には持参できないことも踏まえて検討するようにしましょう。

壁面収納をリフォームで作ろう!おすすめの施工アイディア3つを紹介

メリットの多い壁面収納をリフォームで設ける場合には
どのようなアイディアがあるでしょうか。

この項ではおすすめの施工アイディアを3つ紹介します。
ぜひリフォーム時のアイディアにご活用ください。

1.壁面収納の定番はリビングへの施工

リフォームで壁面収納をご要望される方の多くは、「リビング」への施工をお求めです。

リビングは家族が団らんをする場所のため
みんなが集まりやすくアニメや映画を楽しむことも多いでしょう。

壁面収納をリフォームで増設することで、大型テレビも壁面にすっぽりと収まるほか
優れた音響システムやゲーム機器関連などもまとめて壁面収納に納めることが可能です。

ゲームソフトの陳列や絵本・小説の陳列、レコード収納なども兼ねてスペースを設計すると
リビング空間が今まで以上にスッキリとした印象に仕上がります。

センスの良い小物類やコレクションしている趣味性の高いものも飾れるように考えておくと
インテリアとしても満足のいく壁面収納につながるでしょう。

引き出しを設けるとキッチン関係の収納の予備スペース
お子様のおもちゃを片付けるスペースとしても有効活用できます。

2.寝室空間の収納拡張にもおすすめ

リフォームでは寝室空間への壁面収納を作ることも人気です。

寝室にはウォークインクローゼットがある一般住宅やマンションが多いですが
お子様の誕生や在宅ワークによる荷物の増加などで、寝室にも少し収納を増やしたいという声が多いのです。

また、リビングと同様にテレビを寝室で楽しみたい場合に
新たなテレビ台を置いてしまうと生活動線を妨げてしまったり
寝室全体が狭くなってしまう可能性があります。

そこで、内装を最大限に収納へ生かすためにも壁面収納がおすすめです。
壁面収納はただの収納としてだけではなく、奥行きを設けておけばテーブルとしても使えるため
デスクスペースとして仕事に生かすこともできます。

3.脱衣所・洗面台スペースはタオル収納もできる

リビングや寝室への壁面収納はよくある施工例ですが
脱衣所・洗面台スペースへの壁面収納もおすすめです。

サッと手にとって使いたいタオル収納や洗剤を収納しておくことで、利便性が一気に高まります。

余計な棚を増やしてしまうと狭くなりがちな脱衣所・洗面台スペースにこそ、壁を生かす方法は有効でしょう。

リフォームで壁面収納を設ける際の費用とは

リフォームで壁面収納を作るぞ、と思った場合には気になるのはやはり「費用」です。
では、リフォームで壁面収納を増設する場合の工事費用はどの程度なのでしょうか。

一般的な施工費用は内装費用として約50万円程度以上が相場となっています。
収納のスペースはもちろんのこと、電気工事や壁の解体工事の内容によっては別途費用が発生します。

収納に合わせるような形で天井にダウンライトを設ける方も多いので
併せて照明などの工事も検討されることがおすすめです。

マンションのリフォーム時の注意点

マンションのリフォームで壁面収納以外の工事も同時に行う場合
間取りの変更が必要となる可能性もあります。

すると、工事が大掛かりになるため
一時的に退去していないといけない可能性があります。

また、間取りの変更は費用が高額化しやすいので
念入りにリフォーム業者側と打ち合わせを重ねた上で決定をするようにしましょう。

なお、壁面収納の増加程度なら間取りの変更なく工事を終えることができます。

マンションは専有部分と共有部分があり、基本的には共有部分のリフォームは許可されないことが一般的です。

参考までに紹介すると、隣人との境目に設けられた壁面は相手方住居への騒音問題になってしまったり
生活に大きな影響を及ぼすことから基本的にはリフォームNGとされています。

マンションのリフォームで壁面収納をご検討の場合には
「リフォームできない壁もある」と知っておきましょう。

まとめ

この記事では人気の高まっている「壁面収納」について
リフォームする際のアイディアや注意点を紹介しました。

暮らしを見直すヒントにお役立ていただけたら幸いです。

壁面収納は日本の住宅事情にあっており、耐震性もあります。
また、オシャレなインテリアの1つとしても楽しめるので、ぜひこの機会にご検討ください。

 

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