「家をもっと快適にしたい」
「騒音対策を強化したい」など
暮らしの改善を考える場合には、窓を二重窓にする方法が考えられます。
防音の効果もある二重窓にするメリットには、一体どんな点が挙げられるでしょうか。
そこで、この記事では二重窓にスポットを当てて詳しく解説します。
施工のヒントにご活用ください。
二重窓は一体どんな窓なの?
二重窓とは一体どんな窓なのでしょうか。
二重窓とは窓のサッシを二重にすることにより、断熱性や防音性を高めた窓のことです。
寒さ対策に用いられる事が多く、北日本などを中心に広く施工がなされている窓です。
近年は寒さが落ち着いている地域でも防音対策に二重窓を用いる方が増加しており
リフォームで従来の窓からの変更を検討している方も増加しています。
従来はアルミサッシが多く利用されていましたが
結露がしにくい樹脂サッシを用いる二重窓も増加しています。
サッシを使った二重窓も日々進化をしているのです。
手軽にリフォームできることが魅力
断熱性や防音性を求める場合には、新築時に断熱材を施工することが一般的です。
断熱材は家の内装と外壁の間で挟むような形で施工をします。
省エネ効果もあり人気ですが、リフォームで断熱材を施工しようと思うと費用も高額になり
壁を壊す必要もあるなど大掛かりなリフォームが必要です。
一方で二重窓のリフォームの場合は、壁を壊す必要はなく
現在ある窓枠部分をリフォームするだけで済みます。
工程も簡単で数日程度あれば家全体の気になる窓を二重窓へ変更することができます。
寒さが気になる北側などだけでも変更をすることで、快適さはアップします。
バリエーションも多数
二重窓はさまざまなタイプが販売されており、お手頃なアルミからファッション性も高い樹脂
デザイン性を考慮したタイプなどご自宅の雰囲気居合わせてたくさんのバリエーションが販売されています。
医療機関や店舗などでも使われているため、すりガラスでプライバシーに考慮した二重窓もあります。
おしゃれに断熱性を高めたい場合にも便利なリフォームアイテムです。
近年は紫外線のブロック効果を高めた二重窓も人気となっており
日差しが強い西側の部屋に施工をする例も増えています。
このように二重窓には魅力がたっぷりと詰まっています。
では気になる施工費用についてはどの程度なのでしょうか。
次に費用面について解説していきます。
二重窓にするにはいくら必要?気になる施工費用を解説
リフォームで二重窓にしたい、とご検討の場合にはどの程度の費用か気になりますよね。
一般的な住宅で施工をお考えの場合は、1窓につき10万円以下程度が目安です。
相場としては約4万円程度〜約5万円程度の窓が多く
加えて設置に関する費用を加えると10万以下程度が目安となっています。
防音性の高い窓やファッション性に優れた窓の場合には、費用はもう少し高額です。
断熱材の施工の場合は約数百万はかかるため
二重窓は効率よく断熱効果を高めることができます。
施工の工程や日数とは
二重窓をリフォームで取り付けする場合には
まずはどの窓に施工をしたいのか伝え、費用の見積もりを作成します。
窓によっては規格品を用意できないことがあるため、丁寧に採寸をし、取り付け工事へと移行します。
具体的な工事の日数は最短で約1日、長くても数日で終わることが多く
希望から工事の終了までも早期に終えることが可能です。
特にマンションなどは窓が規格品で対応できることが多いため
早い日数で工事を終えることができます。
リフォームで二重窓をつけるメリットとは
魅力がギュッと詰まった二重窓ですが、具体的なメリットはどのような点でしょうか。
下記の3つのメリットをご参照ください。
1.断熱効果
冒頭にも触れましたが、二重窓の大きなメリットはやはり断熱効果です。
窓が二重に施工されることにより、外気の冷たい空気が家に侵入しにくくなります。
また、夏の暑い外気も侵入しにくくなるので、家の快適さが向上します。
2.防犯効果
二重窓へリフォームすることにより、防犯効果も高まります。
多くの住宅侵入の犯罪は窓から行われており、窓への防犯対策は急務です。
二重窓を導入することにより、侵入の難易度が上がるため防犯対策としての効果が高いのです。
特に住宅侵入は1階部分が狙われやすいため、気になる部分は一部でも二重窓にすることがおすすめです。
侵入しにくい窓をお子様の部屋へ施工することもおすすめですよ。
3.結露を防ぐ
二重窓は誤った知識が広まっており、結露を増やすと思われていますが、決してそうではありません。
製品も進化しており寧ろ従来の窓よりも結露を防ぐ効果が高いのです。
特にカビで従来の窓枠が大きく傷んでいる場合には早めに二重窓へとリフォームすることにより
見た目もリフレッシュすることがおすすめです。
このように二重窓には窓本体の機能としてはもちろんのこと、防犯機能など複合的な機能も強化されます。
近年はエコ意識の高まりにより、家の施工時から二重窓を導入する場合も増えていますが
リフォームのしやすさも折に触れたとおりです。
住みやすさや安全を向上させる二重窓は大きなメリットがあります。
二重窓によって増えるデメリットはある?
メリットの多い二重窓ですが、施工にデメリットはあるのでしょうか。
窓を二重にすることにより窓掃除が負担となることがあります。
砂や埃が窓枠に滞留した際に、一枚窓よりも掃除をしにくくなるためです。
しかし、断熱の効果に伴い省エネも高まり、電気代の節約にもつながります。
特筆すべきデメリットは少ないといっても良いでしょう。
ペアガラスと迷ったら
二重窓の施工に関して調べて行くと、ペアガラスとどちらにすべきか迷う方も多いでしょう。
ペアガラスとはサッシが1枚になっているもので、二重窓と類似しています。
施工費用は二重窓よりも安くなる事がありますが、防音効果は二重窓よりも劣るとされています。
この点は施工の好みにもよるので、悩んだ場合には業者側へ相談をすることがおすすめです。
まとめ
今回はリフォームで二重窓を導入する際のメリットや施工費用などを中心に詳しく解説しました。
安価な工事費用で断熱・防音の効果が高い二重窓をこの機会に導入してみませんか。
省エネが求められる今こそ、住宅環境を見直すチャンスです。
施工に関してはどうぞお気軽にお問い合わせください。