リフォームというと水回りや外壁、あるいは屋根といった部分のリフォームを連想する方が多いのではないでしょうか。
しかし、意外と見落としがちなのが電気工事のリフォーム。
今回は、電気工事のリフォームの内容や費用の目安について紹介し、
後悔しない業者を選ぶ的確なポイントなどを紹介します。
このサイトを読めばきっと、電気工事のリフォームの内容や費用相場などについて知ることができるはずです。
・電気工事のリフォーム内容とは
電気工事のリフォームは基本的なリフォームや新しい設備の増設としてLED化といったものが挙げられます。
基本的なリフォームとしては、コンセントやスイッチの増設や移設、分電盤の増設工事が挙げられます。
コンセントやスイッチの増設や移設などは、一見するとDIY向けと思われがちです。
しかし、水まわりや水道管などの兼ね合いもあって危険を伴う業務なため、
専門の資格を持った業者が行わなければいけません。
そのため、こういった基本的な電気工事もリフォームサービスとして重要な工事といえるでしょう。
分電盤の増設工事は、大きな電力を使う家電などの電気設備を切り離す際に必要です。
例えば、エアコンを入れる場合、他の回線と一緒にすると、簡単にヒューズが飛んでしまいます。
また、同様に住まいの中の電子レンジとトースターなどを一緒の回線にしても同様の現象が発生しやすくなります。
こういったトラブルを回避するために行うリフォームとして分電盤の増設工事を行うことが少なくありません。
また、分電盤の劣化なども起こるため、それらの交換を含めたリフレッシュ目的で行われることもあります。
また、照明のLED化の工事なども電気工事のリフォームです。
新しい設備の増設は、オール電化設備工事や太陽光発電工事などがあります。
その他にはセキュリティー工事や防犯カメラの設置工事も電気工事のリフォームです。
こういった工事は大規模なものが多く、電気工事のリフォーム費用も高額なものが少なくありません。
オール電化の設備工事は、給湯やIHクッキングヒーターなどの設置などが挙げられます。
これらの工事は水回りなどのリフォームと並行して行われるので、大規模になることも少なくありません。
太陽光発電の設備の増設もリフォームで行われることがあります。
これは、屋根に太陽光パネルを設置して自家発電を行い、電気を自前である程度確保できるリフォーム工事です。
こちらも太陽光パネルの設置だけではなく、配線などの大規模なリフォームを伴う工事です。
これら以外にも防犯カメラの設置やカメラ付きインターフォンなどの
設置などの電気工事もリフォームとして行われます。
・気になる電気工事の費用相場
電気工事のリフォーム工事はその内容で非常に幅があります。
数千円でできるものから、数百万円かかる場合もみられるのが特徴です。
基本的な電気工事のリフォームの場合、スイッチの取り付けや
コンセントの増設などは、約5,000円程度でできるのが相場です。
エアコンなどを設置する際に行う分電盤の増設や交換などは数万円程度かかる場合がありますが、
小規模な回線の増設などは、目安として大体1万円未満の相場でできます。
このほか、LEDの照明工事は1か所分が約1万5千円程度でできるのが相場です。
一方、設備の新設などを伴う電気工事のリフォームは相場が一気に上がります。
オール電化の工事の場合、最小限の工事、
例えば給湯やIHクッキングヒーターへのリフォーム工事でもおおよそ40~60万円程度が相場です。
そこに加えて、床暖房など様々な設備を追加していくと会社によっては約200万円を超える場合もあります。
太陽光発電の配線を含めたシステムを追加する電気工事のリフォームの料金相場は
1kW当たり約20万~30万円程度が相場です。
屋根の規模にもよりますが、太陽光発電だけで自宅の電気の大半をカバーする場合約5kW程度の規模が必要になります。
この規模に対応した電気工事のリフォームを行う場合、100万円を超える金額になるのが料金相場の目安です。
セキュリティー関係は、カメラ付きのインターフォンへのリフォームの場合、
配線工事が必要なケースでは約10万円程度かかります。また、夜間照明機能や映像ズームなど
最新の機能を取り付けたインターフォンにする場合は、約15万円程度が相場です。
セキュリティ効果が高い、防犯カメラシステムの
基本的な構成内容(防犯カメラ1台、HDDレコーダー)と設置工事を含んだ費用相場は、
約18万円~40万円程度が目安になります。このように大規模な住宅電気工事リフォームの場合は、
相対的に費用相場も高めになっています。
ちなみに、ここに掲載や提案された金額は職人や地域によって他では異なることを事前に注意し、
検討する際の参考程度にご利用ください。また、部屋の状況や必要な技術の有無でも若干変わります。
・電気工事のポイント:業者の選び方
電気工事のポイントとして相談する業者の選び方があります。
結論を言えば、コンセントなど相場がわからない場合は相見積もりを取って、
料金相場が極端に低い施工業者やトップクラスに高い業者を除くということです。
料金相場から極端に安い業者の場合、こちらの情報をくみ取ってくれず
希望する電気工事のリフォームが満足に行われない可能性があります。
一方極端に高い場合は、こちらの希望する電気工事のリフォームから
大幅に逸脱した内容のリフォームを行うことも考えられます。
そういったことから中間的な料金で請け負ってくれる電気工事業者であれば
適切な内容で電気工事のリフォーム関連工事を行ってくれる可能性が高いと言えます。
この点は新築にない設備リフォームの悩みです。
・電気工事のポイント:失敗しないリフォーム
電気工事のリフォームで失敗しないポイントが店舗物件やマンション、戸建てに共通した点あります。
それは、様子を見て修理や増設をするよりも思い切って新しい設備に交換依頼することです。
確かにこちらの要望で電気工事のリフォームは一時的な修理で済むものもあります。
しかし、すぐに故障してしまうケースもあり、数年単位で見た場合、費用のかかり方が大きくなる事例も少なくありません。
そういったケースもあることから、可能であれば電気工事のリフォーム中に
新しいものに交換するつもりで行うことをおすすめします。
まとめ
電気工事のリフォームは多岐にわたります。
大きく分けてコンセントの増設など基本的な電気工事のリフォームから
太陽光発電システムの導入といった大規模なものも含まれます。そして費用相場も数千円から数百万円まで様々です。
こういった電気工事のリフォームを最適な業者で失敗なくお願いするためには
無料で提供されている相見積もりや新しい設備への交換といった事がポイントです。
それらのポイントを押さえて、過去より快適な住環境を送れるように電気工事のリフォームを検討してみましょう。