壁紙やクロス張替えリフォームは、多くの方がリフォームを検討している箇所です。
しかし、黄ばみや汚れが気になっているけど、
費用相場がいくらかわからないといった疑問を持っている方も少なくありません。
また、マンションやアパートに住んでいるけど一戸建てのケースと違うといった点も気になっている方も見られます。
そこで今回、部屋の種類や住宅の場所、マンションやアパートの場合の施工にかかる費用相場などを紹介し、まとめました。
これを読めばきっと、クロス張替えの工事にかかる費用目安がわかるはずです。

・部屋の種類ごとの壁紙やクロス張替えリフォームの費用相場

北海道や関西、東京都や神奈川県などの関東や愛知県などの東海といった地域やリフォーム業者によって価格は異なります。
ここでは、それらの相場の違いはあるものの目安となるリフォームにおける
クロス張替えの部屋のタイプごとの費用相場を紹介します。
部屋のタイプとして紹介するのは、リビング、寝室、和洋室、ワンルームといったタイプです。
実は、いずれも費用相場は共通しています。
なぜなら、それらの部屋は同じ壁紙や施工方法も同じだからです。
例えば、和室と洋室という違いはあってもその相場は同じ程度とみてもらって問題ありません。
ただし、天井の高さなどクロスの張り替え面積が異なる場合は、価格差が出ます。
それでは作業費用などを含めた費用相場を紹介しましょう。
ちなみに壁紙のグレードがスタンダードと
ハイグレード（1000番台と呼ばれる柄にこだわりがあり質感が高い製品）によって、その費用相場が変わります。
スタンダードの場合、6帖（45平方メートル）までは約4.5～5.4万円程度、
7帖（43平方メートルまでは約5.4～6.5万円程度、10帖（54平方メートル）までは約6.4～7.7万円程度、
12帖（70平方メートル）で約7～8.4万円程度が費用目安です。
一方、ハイグレードの場合は1～2割程度費用が上乗せになる傾向です。
6帖（45平方メートル）までは約6.3～7.2万円程度、7帖（43平方メートルまでは約7.6～8.6万円程度、
10帖（54平方メートル）までは約8.9～10.2万円程度、12帖（70平方メートル）で約9.8～11.2万円程度が費用目安です。
地域や業者によって価格相場が変わるもののハイグレードの壁紙は、
基本的に費用が上乗せになるという点は共通しています。また、スタンダードでも機能を付与した壁紙もあるので、
その壁紙を選ぶ場合、通常のスタンダードとは若干費用が上乗せになります。

・住宅の場所ごとの壁紙やクロス張替えリフォームの費用相場

次に住宅の場所ごとの費用相場を紹介します。
ここでは、キッチン、トイレ、脱衣所、そして玄関や廊下をそれぞれまとめました。
まずキッチンは、面積のわりに高めになっています。
費用相場は、3.5帖（32平方メートル）までは約3.8～5.1万円程度、4.5帖（39平方メートルまでは約4.7～6.2万円程度、
5.5帖（41平方メートル）までは約4.9～6.6万円程度です。
若干高めになっているのは、汚れにくく耐火性ある機能性の高い壁紙を選択する必要があるからです。
この壁紙によって費用が割り増しになります。
トイレの壁紙リフォームにかかる費用の相場は、約2.7万円～4.5万円程度です。
狭い面積ですが、施工にかかる人件費が1日分かかってしまうため、そこまで費用が下がりません。
脱衣所の費用目安は約3.9万円～4.4万円程度です。
こちらは防カビや世ぼれ防止の機能性壁紙を選択するため、費用が少し高めになります。
玄関や廊下の壁紙張り替え費用相場は、スタンダード壁紙で約4～5.4万円程度、ハイグレード壁紙で約6～7.2万円程度です。
こちらは広さによって若干異なりますが、6帖（45平方メートル）までの目安です。
このような金額の目安で、各部屋のクロス張り替えのリフォーム費用の目安になります。

・マンションやアパートの壁紙やクロス張替えリフォームにかかる費用目安

結論を言えばマンションやアパートの壁紙やクロス張替えリフォームの費用目安は、一戸建てとほとんど変わりません。
高層階で材料の持ち込みなど手間や時間がかかる場合は、若干割増しになる可能性があります。
しかし、ここまで紹介した費用相場を目安にするとマンションやアパートのおおよその費用目安がわかります。
ただ、一戸建てよりも廊下が狭かったり、形状が特殊なケースもあるので、単価と間取りごとの費用目安を紹介しましょう。
まず、スタンダード壁紙の場合は1平方メートルあたり約1,000～1,200円程度です。
一方ハイグレードの壁紙の場合は、同じく1平方メートルあたり約1,400～1,600円程度です。
この費用目安でおおよその費用がわかります。
間取りごとの費用目安を紹介していきましょう。
2LDK（床面積で350平方メートル）を丸ごと張り替える場合、スタンダード壁紙では約35～42万円程度、
ハイグレード壁紙では約49～56万円程度です。
3LDK（床面積で400平方メートル）では、スタンダード壁紙では約40～48万円程度、
ハイグレード壁紙では約56～64万円程度です。
このような目安でクロス張り替えのリフォーム費用の目安としましょう。
安くしたい場合はスタンダード壁紙がおすすめですが、機能性が欲しい場合はハイグレードを選択します。

・確認しておきたい！一般的に別途費用がかかるポイント

リフォームをする場合、クロス張り替えであっても別途費用がかかってしまうケースがあります。
それは、住まいの築年数が30年を超えている、下地までカビなどの汚損が達しているといったケースです。
30年以上の住まいでは下地ごと新しいものに入れ替える必要がある場合は約7～10数万円プラスされます。
老朽化が軽度で安い事例でも上乗せ費用は約2～3万円程度です。
カビなどで汚損されている場合は、6畳程度の部屋では相場の費用に加えて約2～3万円程度プラスされると考えましょう。

・お得に壁紙やクロス張替えリフォームの施工をお得に行うには

壁紙やクロス張替えリフォームの施工をお得に行うというとdiyを連想します。
しかし、仕上がりなどを考えるとプロに依頼したほうがお得です。
そのプロに依頼してお得に張り替えるには、内装工事が得意な地元工務店に依頼することです。
地元であれば、基本的に手間賃などが安くなりやすいので、メリットがあります。
なるべく地元に依頼し、可能であれば相見積もりを依頼するのがおすすめです。

まとめ

クロス張り替えのリフォームは、地域によって相場が異なります。
しかし、今回紹介した費用相場はおおよその目安です。
加えてこれらの相場を少しでも安くする場合、地元の工務店などに相見積もりしてもらいます。
クロス張り替えのリフォームを行なえばお部屋の雰囲気も変わり、イメージしていた以上にリフォーム効果が実感できます。
今回紹介した費用を目安にお得にリフォームをしてみましょう。