リフォーム工事には数千円でできる小さなものから、数千万円を要する大掛かりな工事まで多彩な種類があります。
壁紙を張り替えるのもリフォームですし、増改築だってその一種。
この記事ではリフォームについて詳しく知るために役立つ豆知識として、どのような種類の工事があるか、紹介していきます。
室内のリフォーム
数あるリフォーム工事の種類の中で、オーナーと家族にとって影響が大きいのが室内リフォームの特徴です。
リビングや子供部屋など、人の暮らしにとって大切な部屋に施工するため、内装デザインも気になりますが、
快適さや機能性もしっかり検討したい要素。具体例としては壁紙交換や床のやり直し工事が一般的ですが、
和室のフローリング化や間取り変更など、大掛かりな施工も行われます。
近年は機能性が高く、防水防汚効果のあるクロスや床材も登場しているので、リフォームの際には要検討です。
また、間取りなどはライフステージに合わせて上手に変更するのがポイント。
お子さんが成長した時には子供部屋を作ったり収納スペースを確保するのも選択肢。
また、気密性や断熱性を高めるため、玄関や窓のリフォームを行うのも人気があります。
水回りのリフォーム
キッチン・浴室・トイレ・洗面所をあわせて、水回りと呼んでいます。
これらの箇所をリフォームすればデザインはもちろん、快適性や機能性の向上効果も大きいです。
水回りのリフォームも日々の暮らしで良く使用する部分ですから、使い勝手も大切にしましょう。
設備はここ数年でも大きく進化しており、利便性の向上を検討できます。
具体的な事例としては、最近話題のアイランド式キッチンを導入する他、換気扇をシロッコファンに変更することも可能。
トイレが流れにくい、お風呂場の床を乾燥しやすいタイプに替えたい場合もリフォームを検討できます。
外壁のリフォーム
住宅に関するリフォームの種類の中でも、外壁のメンテナンスは住まいの耐久力を保つために欠かせない大切な工事です。
デザインを大きく変えるためにも利用されますが、定期的に確認と補修を行うことでひび割れの発生を防ぎます。
外壁がひび割れると水分が侵入して、柱や鉄筋を腐食させるので注意が必要です。
できれば5年ごと、10年ごととタイミングを決めておいて、
問題が生じる前に補修や外壁塗装を行っておくと安心に繋がります。
また、モルタルからサンディングに替えたり、レンガ調のコーナー装飾を施すなど、
見た目のデザインを一新するための工事も人気です。
サンディング材を使うと、木と異なり腐りにくい樹脂素材なのに木目調の外壁を実現することも可能です。
屋根のリフォーム
屋根も外壁と同様、定期的にメンテナンスを行う必要がある部分です。屋根材は日々、日光や風雨などに晒されている以上、
どうしても経年劣化することが避けられません。この結果防水性が落ちてしまい、雨漏りの原因になりやすいのは注意点。
一度雨漏りが生じると修理のための予算は嵩みますから、
こちらも問題が起こる前にメンテナンスやリフォームを検討したいものです。
屋根リフォームでは低予算でできる屋根の塗り替えから、下地交換なども講じないように含まれます。
近年は省エネ塗料を使って断熱性を高めるような施工もできるので、快適性を高めるためにもリフォームを検討可能です。
特に大掛かりなリフォームではなくても、工事会社に定期的に状態をチェックしてもらうことは、考えておきましょう。
外構・エクステリアのリフォーム
内装工事の反対で、外回りに施工する種類のリフォームです。
低予算からはじめられる色々な種類のリフォーム工事があります。
具体的な施工内容は、門扉やフェンス、塀やカーポートが多いでしょう。
建物本体とは別に、付属している部分に対してリフォームを行うのが特徴です。住居の機能性を高める他、
ウッドデッキやテラスなど自分と家族にとって居心地の良い空間を作るためも有益です。
アプローチをお洒落にしてイメージをガラリと変えたり、ガーデニングのために花壇を作る工事も人気です。
ライフスタイルに応じて駐車場を増やしたい、
色々な作業ができるガレージが欲しいと言う時も、外構リフォームを検討できます。
耐震リフォーム
こちらは大切な家族を守るために、検討しておくのがおすすめのリフォームです。
他の種類と異なりデザインに大きな影響を及ぼさず、建物の安全・安心を高めるために役立ちます。
柱や基礎を補強することで建物の破損、倒壊を防ぎ、家族の安全を守るのがこのリフォームの特徴。
特に1981年以前の住宅は旧建築基準法に基づいていますので、
新しい建物に比べて地震などの災害の際には耐久性が心配です。日本は大きな地震が多く、
現在は南海トラフなどで大震災が起こる可能性が指摘されているのが、その理由です。
油断せずに、しっかりと対策を考えておきましょう。
他に、既に老朽化が見られたり、地盤が弱い土地に経っている時にも、耐震工事は要検討。
耐震リフォームは補助金の対象になる場合もありますので、予算的にも検討しやすくなっています。
また、賃貸物件店舗用のテナント物権では、競合相手との差別化をはかるためにも役立つのではないでしょうか。
バリアフリーのリフォーム
介護が必要になった場合はもちろん、ご両親の足腰が弱ってきたなどの場合にも最適なのがバリアフリー化です。
手すりを付けたりスロープを設置するなど、低予算・短時間からはじめられるため、着手しやすいリフォームでもあります。
特に高齢者が転倒したような危険を感じたケースがあったり、
介護サービスによってリフォームのアドバイスを受けた時には、積極的に検討したいもの。
最近は高い安全性を誇る資材、設備が次々登場していますので、必要性を感じた場合にはリサーチしてみるのがおすすめです。
多彩な種類があるリフォームについて解説してきましたが、大切なのは工事会社選びです。
要望をしっかりと聞いてくれる対応力に優れた業者を考えましょう。
依頼する場合は色々な工事方法から、適切な選択肢を考えてくれる相手だと相談しやすくてメリットは豊富です。
実際の工事の流れやリフォームにかかる費用の相場なども、明確にわかりやすく説明してくれる業者を探してみましょう。