住宅の内装は、その住まいの印象を左右するといっても過言ではありません。家具やインテリアも大切ですし、壁紙次第で印象は様変わりします。
全体で考える必要のある内装は「失敗したくない」と思っている人も多い部分。
そこで今回はリビング内装を考える際、ポイントになることについてご紹介していきます。
テイスト
大まかで構わないので、リビング内装のテイストを考えてみましょう。
ナチュラルモダンや北欧テイスト、アジアンスタイルなどなど。
リビングのみならず、部屋ごとにどのようなテイストを取り入れるかを考えると、インテリアの方向性も定まりやすくなります。
特にリビングは家族が集まる場所です。
居心地のよい空間に仕上げることは前提に。
また、ダイニングキッチンも家族が集まる空間ですよね。
家族みんなで話しあって、方向性を定めることが大切になります。
リビングなど過ごす時間が長い部屋の場合には、派手な内装デザインは避け、落ち着いた空間づくりを意識しましょう。
配色を考える
多くの色があるだけで落ち着かなくなります。ベース・メイン・アクセントとなる3色でまとめる内装リフォームをおすすめします。
ベースは壁や天井などの広い範囲で使う色です。
メインは、ソファやカーテンなど、インテリアに使う色。
クッションなど細かい小物に使う色はアクセントカラーになります。
ベース7割、メイン3割、アクセントに1割といった割合を基準にするとまとまりのある内装空間に仕上がります。
失敗しやすいポイント
内装リフォームで失敗しやすいポイントをいくつかご紹介します。
参考に、リフォームを計画してみてください。
内装リフォームの失敗で多いのは、コンセントの数や位置です。
使いたい場所にコンセントがない、コンセントの口数が足りないなどの事例が多数あります。
家電が増えがちなのはリビングやキッチン。
テレビやパソコン近くに必要になる家電は何か、リストアップしましょう。
次に収納です。リビングは家族が集まるため、いろいろな物がテーブルや床に散らかってしまいます。
使ったら戻す、を意識できるようにテーブルは引き出し収納にしたり、掃除機などは目に入らないよう廊下に収納スペースを設けたりと、すっきり魅せる工夫を凝らしましょう。
リモコンが多い…というのもよくある悩みです。
スマート家電をアプリ1つで操作できるよう、システム化するのも一法ですよ。
収納については魅せる収納と、隠す収納が必要に。
トイレや廊下、玄関などに必要になる物の収納は隠しましょう。
反対に、リビングやキッチンなどはオシャレに魅せる収納もおすすめ。
調味料を飾り付けたり、雑誌やCDを飾るように収納してみてはいかがでしょう。
こうしたポイントを参考に、家族が快適に暮らせる内装リフォームに着手してみてください。