リフォームで一部屋増やそう!増築の際の工事方法や注意点とは

お子様の成長や家族と同居を開始するなど、家族の変化に伴い間取りを変更したいと感じる人は多いでしょう。
そこでおすすめの方法は「リフォーム」です。

今あるご自宅の限られたスペースを生かし、一部屋増やすなどのアイディアはいかがでしょうか。
この記事ではリフォームで一部屋増やす工事方法や注意点を紹介します。

 

リフォームで一部屋増やすことは可能?

今あるご自宅から、新たに一部屋を創出することは可能でしょうか。
結論から言うともちろん「可能」です。

でも現状の部屋を生かしつつ、新しい部屋を生むためにはどんな工夫が必要でしょうか。
そこで、おすすめのアイディアを3つご紹介します。

 

今ある空間に仕切りを作る

オーソドックスな空間創出の方法には「仕切る」という方法があります。

例えば広いご夫婦の寝室にパネルドアやカーテンを設けるなどの方法で
お子様のお部屋を作る方も多いでしょう。

簡単な仕切りは費用も安く、数万円台から施工できます。
施工の日数も最短1日程度あれば可能です。

パネルドアやカーテンは開けてしまうと元の広い空間に戻るので、使いやすさも魅力でしょう。

ただし、壁ではないので遮音性には乏しく、プライベートな空間にはしにくいので注意が必要です。
特に子供部屋や、同居の親族の部屋を創出する場合には、新たな壁を施工することもおすすめです。

パネルドアなどよりも費用は高くなりますが、防音性は高く視線も気になりません。
部屋を仕切る壁を作る際の費用は、約20万円以下程度は必要となるでしょう。

まったくの新しい一部屋を作れる反面、壁を取り外す際にも費用が掛かるので
どちらの方に家族のメリットがあるのか十分に検討しましょう。

 

車庫や物置となっている空間を改築する

部屋を仕切るアイディアは、今ある部屋を手狭にしてしまうというデメリットがあります。
そこで、今全く違う用途に使われている空間を新たな一部屋へリフォームすることもおすすめです。

例として車庫や物置などに部屋のスペースを確保するという方法です。
この場合は既存の部屋が狭くなる心配はありません。

すでに使っていない車庫などがあれば大いにメリットがあるでしょう。
また、増築の際に新たな土地を購入する必要もありません。

しかし、使用用途を丸ごと変更することになるので、費用は仕切りを作るよりも高額です。
約100万円程度が相場とされており、基礎や断熱なども見直す場合には施工日数もかかります。

加えて、家が大きくなることから固定資産税も増える可能性があります。
現在は建物となっていない場所を部屋に変更する場合には
デメリットとなり得る税金面も十分に考慮して施工する必要があるでしょう。

 

ステップフロアを作る

居住空間ではなく、新たな仕事部屋や勉強に関するスペースを作りたい場合には
階段の中二階にあたる部分にステップフロアを作ることもおすすめです。

在宅ワークや子供の学習スペースにも活用しやすく、簡単な収納スペースの創出にもつながります。
ただし、空調の管理が難しいのがステップフロアのデメリットでもあります。

新たに冷暖房の設備を加えるなどの工夫が必要でしょう。
また、従来の建物の構造上、すべてのご自宅にステップフロアを生かせるわけではありません。

ご希望の際には施工が可能か否か、リフォーム業者に確認をしてみることがおすすめです。

 

リビング空間に変化をもたらす

高齢者となったご家族と新たに同居をする際には
生活導線上に部屋を新規に増築し、トイレやお風呂などを利用しやすいように工夫することがおすすめです。

そのため、生活導線の拠点となるリビングの空間に
新たな一部屋となる変化をもたらすこともおすすめです。

小上がりのスペースを作り、日中帯は開放的に使うことで冷暖房も従来と変わらず使うことが出来ます。
仕切り扉を施工しておくことで、就寝時には締め切って部屋に変化させることが可能です。

こうした空間ですと介護スペースの捻出にもつながります。
リビングに子上がりの空間を作るのは、高齢者向けだけではありません。

和室を作りたい、という声は若い世代にも広がっています。
作業スペースや子どもの遊び場、お客様が来られた時の寛ぎ空間などに和室は利用しやすいからです。

但し、小上がりの空間は段差が新たに生まれるので、怪我に注意が必要です。
工期としては数日間が目安となっていますが、費用は約20万円以上かかることが一般的です。

 

高額になるリフォームとは

一部屋増やすためのリフォームの場合、費用がやっぱり気になります。

では、高額になりやすいリフォームとはどのような工事なのでしょうか。
この項では高額な傾向のある工事方法について解説します。

 

水回りの位置を変える場合

間取りの変更や増築の際に、使いやすい生活導線を考えると水回りの設備を移動させることがあります。
今まであったキッチンや浴室を移動させると、電気や排水関係の工事を行う必要があり、やはり高額になりがちです。

また、水回りの設備もリフォームと同時に一新する場合には設備のコストも増加するので、高額化しやすいでしょう。
費用を割安に抑えたい場合には、水回り設備を動かさないこともおすすめです。

 

耐震工事が必要となる場合

一部屋増やす場合に壁や階段、柱の撤去が発生する場合には耐震工事が必要となる可能性が高いでしょう。

撤去費用だけではなく、新たに壁を作る、耐震面を考慮した間取りにするなどの場合は
費用が高額になりやすいので注意が必要です。

また、元来の住宅の構造上、撤去ができない壁も多いので
事前に業者にしっかりと相談を重ねるようにしましょう。

 

リフォームにはお得な補助金制度も

リフォームはご紹介の通り、工事の方法によっては費用が高額化しやすい側面があります。
しかし、賢く施工を実施する方法があります。

それは「補助金」です。
リフォームの内容によっては使える補助金があります。

省エネを目的としたリフォーム、環境に配慮したリフォームは補助金制度が増加しており
リフォーム工事の内容次第では補助金が支給されます。

また、介護が目的の場合やテレワーク環境整備なども補助対象となります。
リフォームの専門家はこうした補助金も把握しているので
相談を重ねながら申請を行ってみましょう。

 

まとめ

この記事では「一部屋増やしたい」、そんな思いを実現すべくリフォーム工事に関して紹介しました。

リフォームは内容によっては税金の増額が発生するので
慎重に考慮をしながら進める必要があるでしょう。

一方でお得な制度もあります。賢く活用して、快適な空間を増やしてみてくださいね。

 

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