リフォームで気になる工期が知りたい!必要な期間について解説

家族が毎日使うキッチンやトイレなどは、住まいの経過とともに劣化が目立つようになります。
もっと使いやすく清潔にするために、「リフォーム」を検討する人も多いでしょう。

そんな時に気になるのは工期です。
一体どのぐらいの期間を見ておけばリフォームは完了できるのでしょうか。

この記事では工期を中心に解説します。

リフォームに必要な工程を知ろう

まずリフォームの工期に関しての説明の前に、リフォームに必要な工程について解説します。

リフォームは住宅の新築時に比べると土地の購入に関する手続きは不要ですが
基本的には同じ流れで進行します。

リフォームをしたい箇所について決めたら、リフォーム業者に依頼をし
設備の選定や施工内容について細かく打ち合わせをします。

リフォーム内容が決まったら発注し、具体的な施工に移ります。
その後施工が完了したら引き渡しがなされ完了です。

リフォームの発注に関しては複数の業者に見積もりを依頼し、費用やデザインを見比べることがおすすめです。

リフォームの流れ

①リフォームをしたい箇所を決める
②見積もり
③業者の決定
④打ち合わせ
⑤発注、施工開始
⑥完了

リフォームの工期は打ち合わせも考慮を

リフォームに関する流れを紹介しましたが、ぜひ考慮していただきたいのは「打ち合わせ」についてです。

工期ももちろん気になりますが、リフォームは気持ちが先走ってしまうと
打ち合わせが疎かになってしまい、相談が足りないまま工程が進んでしまう可能性があります。

大切な住まいを見直す機会ですから、まずはじっくりと相談を重ねて打ち合わせに時間をかけ
納得のいくリフォーム工事を目指しましょう。

特に大掛かりな間取りの変更を行う場合には、しっかりと動線を確保し
今ある家電や家具が問題なく設置できるかを確認することも大切です。

リフォームは不便さを無くすチャンスですから、短期間で決めずに家族の意見も考慮しながら決定しましょう。

リフォームの工期を場所別に知ろう!

リフォームの工期は具体的に発注する箇所によって異なります。

そこで、次に場所別に分けて工期の目安について解説します。

キッチンのリフォーム工期

キッチンのリフォームで多いケースは「システムキッチンの交換」です。

現在あるキッチンを新しい設備に交換する場合は、スムーズに施工が行えます。
おおよそ3日程度が工期の目安です。

しかし現在あるキッチンから位置が変わり、アイランドキッチンの新規設置の場合は
約1週間ほどかかることもあります。

排水関係の位置により工期に変動がありますので注意しましょう。

浴室のリフォーム工期

浴室のリフォームは浴槽の交換を中心に行われることが多く
一般的に3日程度で完了します。

特にシステムバスの交換やシャワーの交換程度の場合は2日程度を目安に完了をすることもあります。

一方で、床材の変更や浴室乾燥機の設置など浴室全体をリフォームする場合は
約1週間程度の施工を見ておくことがおすすめです。

特に浴室を広げる場合には影響を受ける浴室周辺の建材もあるため
工期については慎重に確認を行うと良いでしょう。

トイレのリフォーム工期

介護向けのリフォームなどでもご要望の多いトイレの交換は
最短で1日程度で完了することがあります。

便器の交換や床材の変更の場合も、トイレはスペースが小さいため
キッチンや浴室のリフォームと比べると短期間の施工で完了します。

一方でトイレのリフォームも工期日数がかかることもあります。
それは下水や排水周辺の工事に時間がかかるケースです。

水回りの工事に時間がかかる場合には工期もその分延びます。

床の変更によるリフォーム工期

リフォーム時にご要望の多い床材の変更はどの程度の期間が必要でしょうか。

畳からフローリングへの変更や、フローリングを新調する場合は
2日程度が工期の目安とされています。

床材の下が劣化している場合にはプラス約1週間程度は見ておくと良いでしょう。

外壁のリフォーム工期

汚れや塗装の劣化に伴う外壁のリフォームの場合、外壁塗装をやり直すことになります。
この場合には塗り替えに約1週間~約2週間程度の日数がかかります。

外壁塗装をやり直す場合、外壁同様に屋根も劣化している場合があります。
この場合屋根の塗装も行うため、プラスで工期が生じます。

外壁と屋根は足場の関係上セットで行う方がリフォーム費用は割安で抑えられますので
この点は業者に相談し工期や費用を確認しておきましょう。

この項ではリフォームにかかる工期について場所別に紹介しました。

一般的にリフォームで設備の交換程度の場合は数日で完了することが多くなっています。
一方で、排水や電気関係の大掛かりな工事が必要な場合、施工の工程も増えるため工期は延びます。

新しい設備を今までなかった箇所に設置する場合には大規模なリフォームが必要なケースもあるので
工期の目安については事前に業者に確認をしましょう。

フルリフォームをする場合の工期や注意点

リフォームは場所別に行う場合は最短で数日でも工事が可能です。
ではフルリフォームを行う場合にはどのぐらいの期間を見ておくべきでしょうか。

築年数が相応に経過している場合、リフォームはスケルトンと呼ばれる大規模な工事を実施します。
期間は数か月に上ることが多いため、発注の段階で短期間の別の住まいを確保する必要があります。

スケルトンリフォームで屋根や家の基礎もすべて見直す場合には、1年近くかかる事例もあります。
加えて、一般住宅とマンションによっても後期には差があります。

いずれの場合も基本的に築年数が経過しているとリフォームには時間がかかるため
工期や費用は入念に打ち合わせを行うようにしましょう。

リフォームの工期は遅れることも

リフォームは生活に与える支障も大きいため、出来れば工期は予想通りに終わって欲しいものです。

しかし、やむを得ない事情で工期が遅れることもあります。
代表例として、リフォーム途中で予期せぬ家の不具合が発覚するケースです。

例として、築年数が経過している水回りをリフォームする場合
工事の途中でシロアリによる被害など不具合がわかることがあります。

この場合脆くなっている箇所について、何かしらの対策が必要になり
シロアリ対策を実施する場合は工期は遅れることになります。

あくまでも最初に提示される工期は目安であると認識しておきましょう。

まとめ

この記事ではリフォームに必要な工期について、場所別やフルリフォームに分けて解説しました。

リフォームは大切な住宅を大きく見直すチャンスです。
家族とも業者とも入念に打ち合わせを重ね、トラブルのない工事を目指しましょう。

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