いざリフォームをしようと決心したものの、どのようなイメージでリフォームをすべきか悩む方も少なくありません。
実際漠然としたイメージはあるものの、それを具体化させるのは一苦労です。
さらにそれをリフォーム業者に伝えるとなると、悩みは尽きません。
そこで今回は、リフォームのイメージを具体化し、それを伝えるポイントとして、
テイストの紹介、アプリを使った方法、コツについて解説します。
この記事を読めばきっとリフォームのイメージが具体化でき、よりリフォーム業者に、そのイメージを伝えられるでしょう。
・リフォームイメージのテイストを紹介
リフォームのイメージに当たって、まずどんな雰囲気にするかを決めましょう。
ここでは、人気のある北欧テイスト、南欧テイスト、アメリカン、アジアン、そして和風のテイストについて触れていきます。
北欧テイストは、シンプルで温かみのあるデザインが特徴です。
大手の世界的家具メーカーの製品などからも、それをうかがい知ることができるでしょう。
自然素材の持つ、素材本来の美しさを引き出したスタイルは、飽きの来ない上質な空間をもたらしてくれます。
フランス南部を思わせるテイストが南欧テイストです。
明るさを強調したい場合におすすめのスタイルで、自然素材の無垢のフローリングに代表されるナチュラルさも魅力です。
曲線のアールが光る曲線美も特徴のテイストでもあります。
アメリカンも男性を中心に人気のテイストです。
無骨ながらも、ディテールにこだわり、趣味人も納得の作り込みが魅力でもあります。
各所に遊び心があり、人生を楽しむのにぴったりのテイストです。
意外に人気があるのがアジアンテイストです。
南アジアのリゾート地を連想するような作りや雰囲気は、住んでいてリラックスさせてくれることも少なくありません。
自然素材が上手くいかされているアジアンスタイルは、日本にいながら異国気分を味合わせてくれるでしょう。
和風は、もはや説明はいらないかもしれません。
伝統の美しさをリフォームによって、より輝かせ畳や木材の巧みな利用は、
他のテイストにも決して引けを取らないことでしょう。
近年は現代的な解釈のもと、より機能的な和風スタイルが展開されており、それらも定評があります。
このほかにも、都会的なモダンテイスト、様々な要素をミックスした和モダン、明るさが印象的なスパニッシュ、
レンガを多用したイタリアン、そして重厚感あるブリティッシュなども人気です。
もちろん、これらを巧みに組み合わせたテイストも存在します。
・リフォームのイメージをアプリで導き出す
リフォームのイメージを紙とペン、あるいは頭の中だけで考えるのは、限界があります。
そんな時に利用したいのがリフォームのイメージをするのに役立つスマホアプリです。
ここでは、その代表的なタイプとしてシミュレーションアプリや間取り作成アプリ、
それらを統合したアプリなどを紹介しましょう。
まず、シミュレーションアプリは文字通りシミュレーションをアシストしてくれるアプリです。
このジャンルでは、作成した部屋にリアルな家具を配置してシミュレーションする物などが知られています。
さらに近年では、VR(バーチャルリアリティ)に対応し、VRゴーグルを装着することで、
立体的にイメージを持たせるものも出てきました。また、家具メーカーが開発し、
リフォーム後の家具などのインテリアの配置にこだわったものもリリースされています。
次に間取り作成アプリのジャンルも多数のタイトルがリリースされています。
これは、間取り変更なども視野に入れた中古一戸建て丸ごとリノベーションなど
大規模なリフォームのイメージをつけるのにおすすめのジャンルです。間取りを設計するのに特化しているものから、
カメラで撮影するだけでおおよその寸法を計測し、現在の間取りを図に落とし込んでいくものも人気です。
また、処理が重くなりがちなアプリの中にあってシンプルで利用しやすいようになっているアプリも少なくありません。
最後がこれらを統合した全部のせのようなジャンルです。
こちらは、操作が本格的な分、よりリフォームのイメージを膨らませやすいように
配置や間取りといった内容を一つに統合しています。
これらのアプリを試してみて、職場の昼休みや自宅でのすき間時間にイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。
無料アプリも多いので、どんどん利用してみましょう。
・リフォームのイメージのイメージを具体化するポイント
ここまでリフォームのイメージについて解説しました。
次にこのイメージを具体化させるためのポイントについて触れていきましょう。
それは、ショールーム見学、リフォームセミナー、事例検索、経験者から聞くと言ったものです。
各会社が展開しているショールームの見学は、特に洗面所や浴室、キッチンなど水回りのリフォームでおすすめです。
カタログのものと実際のものとでどう違うのかを知ることができますし、使用感も体験できます。
また、メリットなども常駐しているスタッフから聞くこともでき、よりリフォームの具体化ができるでしょう。
リフォームセミナーも具体化しやすいポイントです。
リフォーム会社などが主催していることが多いのですが、詳細なポイントについても解説を受けられます。
セミナーなどに抵抗がある、近くのエリアにショールームがない、
という方はネットで事例を検索してみるのもおすすめです。
具体的な事例について、全国各地のリフォーム関連業者やリフォーム体験者が写真を交えながら情報を説明しています。
経験者が近くにいれば、経験者から話を聞くのも良いかもしれません。
実際の使用感だけでなく相場や業者の評判も聞くことができるからです。
これは条件が限られますが、リアルなリフォームのイメージを持てるコツといえます。
また、おすすめの業者を紹介してくれることもあります。
・リフォームのイメージをうまく伝えるコツとは?
リフォームのイメージが持てても、それをリフォーム業者に伝えるのは意外と難しいケースがあります。
そこで最後に、伝え方のコツについても紹介しましょう。
それは、具体的な画像や写真一覧を用意する、リフォーム前のことで困っている点も含めてすべて話す、
何回かに分けて打合せをするといった点です。
美容室に行くとき、カットしてもらいたい髪型があれば、雑誌やSNSの画像を持っていくように、
リフォームのイメージも参考になる画像を持っていきましょう。
そうすることで、リフォーム業者もイメージを共有しやすくなります。
また、気になっていることはすべて話すのも良いかもしれません。
家族の介護が必要になりそう、演奏音がうるさい、賃貸マンションなので
制約があるといったネガティブなものも含めて相談するのがおすすめです。
特に下階を店舗にするなど特殊な事例では早めに伝えておきましょう。
そういったことを話せば、リフォームのイメージを伝えやすくなるだけでなく、
業者側からも有効なリフォームの施工方法や工事の提案がされる可能性も高く、役立ちます。
最後に何回かに分けて打合せをしましょう。
業者を決定している場合は、相手もサービスとして何度も打合せをしてくれます。
そのため、業者側との意見交換を積極的に行って住宅リフォームのイメージを確実に伝えていくのもポイントです。
また価格など見積もりも相談していき、気になるところはどんどん問合せしていきましょう。
【まとめ】
リフォームのイメージは漠然としたものが多い印象です。
新築などと違って具体化しにくいことも少なくありません。
しかし、大まかなテイストを決定したら、あとは情報収集を行って業者を決定することで、
より具体的なリフォームのイメージができるようになります。
また、実用性も兼ねたリフォームをするという意味でも業者の提案やサポートも受け入れるつもりで望むのがおすすめです。